引っ越しや家のリフォームをきっかけに、ぜひ玄関に好きなデザインの表札を飾ってみませんか？
表札はいろいろな素材やデザインがあり、その家の雰囲気や家主の好みに合わせて種類を選ぶ楽しみがあります。
その中でもガラス素材でできた表札は、ほかの素材にはない個性や透明感があって、まわりの家と差をつけるおしゃれなアイテムになりますよ。
今回は表札の中でもおすすめのガラス表札の魅力はどんな部分なのか、メリットと合わせて1つずつくわしくご紹介します。

１．隣人と被りにくい

まずガラス表札の魅力は、何と言ってもオリジナリティが高いこと。
表札は家にとっての「顔」であり、家にやってきたお客様がほとんど最初に目にするものでもあります。
最近は防犯のために表札を設置しないご家庭もありますが、家の前に設置する表札は立派なエクステリアの1つ。
その家の雰囲気を決めるといっても過言ではない、小さいけれどとても大きな存在です。
これまで表札の素材と言えば、コンクリートや木製でできたものが中心でした。
しかし、最近おしゃれなエクステリアとして注目されているのが「ガラス表札」です。
ガラス表札を設置するご家庭はまだ少数派だからこそ、近所の家ともデザインが被りにくく、その家にとってオンリーワンの存在になります。
しかも一口にガラスと言っても、その風合いやカラーはたくさんの種類が選べるのをご存知ですか？
たとえばガラスのカラー、風合いも次のようにいろいろなタイプが用意されています。

・ガラス表札はカラーも豊富に選べる

ガラス表札のカラーは、グリーンとスカイブルー、紺とホワイトの4色から選べます。
ガラスは特殊加工によってさまざまな色をつけることができ、ガラスならではの透明感に程よく乗った色が本当に美しく、まるで宝石のようなカラーが生まれます。
このようなシンプルなカラーガラスはどんな住宅にもなじみやすく、すっきりとした見た目のため根強い人気を誇っています。

・ガラスは加工方法でまったく違う表情を見せてくれる

ガラス表札に使うガラスは、透明感のあるシンプルなカラーガラスのほかにも、いろいろな加工方法を選ぶことができます。
たとえば、あえて透明感を減らした「すりガラス」、複数の層になったガラスを焼き上げることで、少しいびつで味わい深い仕上がりの「溶かしガラス」など。
このハンドメイド感あふれるデザインは、まさに世界で1つだけの表札といった風貌です。

・輸入色ガラスでさらに個性を出すこともできる

ガラスは加工方法の違いのほかに、種類によっても大きく雰囲気が違ってきます。
透明感の強いもののほかにも、まるで瓶やビー玉のように濃い色をした表札がお好みなら、輸入色ガラスを使った表札がおすすめです。
イタリアガラスやペルシャガラスは、一枚一枚を手作りで焼き上げることでガラスの表面に水面のような繊細なうねりが生まれるのが特徴。
光に当たると背面の壁にそのままブルーやグリーンが反射して、まるで夏の川や海を思い出す、本当に美しい姿に変わります。
ほかにも、深みのあるカラーに明るい色の彫刻を施したいのなら、深みのあるコバルトブルーの表札はいかがでしょうか。
ガラスですので色は濃くても、天気や角度によってキラキラと美しい青みがかった色合いに変化するのが魅力です。

・ガラス表札はオリジナルのデザインを盛り込みやすい

ガラス表札は単純に名字を彫刻するだけでなく、持ち主の希望に合わせたイラストやラインを入れるなど自由なデザインを作っていくのも楽しみの一つです。
たとえば好きな花、ペットの写真を彫刻するほかに、表札の一部の別のカラーのガラスを混ぜ込む方法など、いろいろなアレンジを加えられます。
さらに指定のフォントだけでなく、自分で書いた文字を彫刻することもできますよ。
整ったおなじみのフォントを選ぶのではなく、あえて自分で考えて仕上げた文字を彫刻することでオリジナリティあふれる作品に仕上がります。
このようにガラス表札はガラスの種類から加工、さらには彫刻のデザインまで、無限大のバリエーションが存在します。
その家らしさを表札で表現するために、ぜひ思い出の物をイラストで盛り込んだり、自筆した名字を使ったりして、オリジナル性のあるガラス表札を目指してみてはいかがでしょうか。

２．見た目の綺麗さ・透明感

特にガラス表札を注文される方で多いのは、おしゃれやインテリアに日頃からこだわっている女性。
木製やコンクリ製で大きく名字が書かれた、昔からの表札はなんとなくダサい…。
そんな気持ちから、「好みのデザインの表札がない」、「家の雰囲気に合わずに設置しづらい」とお悩みの方もいるのではないでしょうか？
ガラス表札はデザインのバリエーションだけでなく、見た目の綺麗さと透明感はどんな素材にも負けません。

・ガラス表札は受ける光で輝き方が違う

ガラス表札はオリジナリティがあるうえ、その透明な見た目は清潔感と高級感あふれる雰囲気が魅力。
ガラスは昼に太陽光を受けて光り輝き、夜は夜で星や月明り、周囲の電灯の光を浴びて1日中キラキラと美しく光っています。
また、浴びる光の種類によってキラキラ度合いが変わってくるのも、ガラス表札ならではの魅力と言えるでしょう。

・同じ表札でも色味まで違って見えるので飽きない

日中は太陽光を浴びて元気にキラキラと輝き、日が沈んで辺りが静かになる夕方から夜は、月や照明のやさしい光を受けて、ほのかにさり気なく光り輝きます。
特に門柱などの表札のそばに設置した照明の種類によって、同じ表札でもその光り方や色具合は大きく違ってきます。
光によって24時間常に光や色味が変わる、そんな常に表情が違うガラスならではの美しさは、一度表札を見ると魅了される人も少なくありません。

３．お手入れが簡単

ガラス表札は見た目の美しさももちろん、ほかのも普段のお手入れや掃除も簡単だという魅力があります。

・裏面から彫刻するため表面の凹凸が少ない

ガラス表札のお手入れが簡単な理由は、名字の彫刻を基本的に裏面から行うため。
一般的な表札は表から削って彫刻をしていきますが、ガラスは裏面から削って仕上げるので表側は凹凸がほとんどなくとてもツルツルした感触です。
表から掘っている表札は、どうしても文字の一画一画に砂やゴミなどの汚れが溜まりやすくなっています。
いざ掃除をしようとなると、細かい部分の汚れをていねいに掻き出すのはそれなりに手間がかかってしまうことも。
ですが、ガラス表札なら窓を拭くように、表面をさっと掃除するだけで汚れを落とせます。

・「ぬるま湯」と「スポンジ」だけできれいに掃除できる

ガラス表札は掃除に必要な道具も、基本的にはぬるま湯とスポンジだけで問題ありません。
表面がツルツルしているうえ、砂やホコリがついても窓ガラスと同じく基本的には水拭きをすることで、ほとんどの汚れがきれいに落ちるためです。
表札の素材によっては汚れがこびりついてしまい、擦っただけでは簡単に落としきれないものもあります。
ガラス表札ならぬるま湯に浸したスポンジで、表面をやさしく掃除するだけで完了します。
表札は家の顔だからこそ、いつでもきれいに保っておきたいですよね。
ガラス表札は、こまめにお手入れをするのが面倒という方にもぴったりの素材と言えるのです。

４．耐久性に優れている

ガラスでできた表札と聞くと、まず耐久性に不安を抱く方もいらっしゃるでしょう。
かげぼうしのガラス表札は種類によって厚みが多少異なりますが、どの種類のガラスであっても簡単に割れるような薄さではありません。
何より完成したガラス表札は、ネジやボルトを使って落ちないように入念に固定するため安心してください。
さらにガラス素材は耐候性にも優れています。
夏の厚さや冬の雪などの天気や気温の変化に強く、ある程度年数が経っても彫刻が薄くなったり表札自体が色あせたりする可能性も限りなく低いと言えます。
一方、御影石などの天然素材は吸水性が高く、どうしても雨風にさらされると変色や彫刻した文字が欠けたりする可能性も。
もちろんガラス表札も硬い物が当たったり、地震による大きな揺れを受けたりすれば、ひび割れが起きることも考えられます。
ですが、そういった大きなトラブルが起きない限りは末永くご使用いただける素材です。

５．まとめ

表札は家主の名前を確認するため、訪れた人が必ずと言っていいほど目にするもの。
そんな表札だからこそ、オリジナルデザインのガラス表札を設置すれば、それだけでおしゃれな印象を持ってもらいやすくなります。
ガラス表札は素材やカラー、書体からデザインにいたるまで、その組み合わせでまったく表情が異なるものに仕上がります。
さらにガラス表札は見た目の美しさはもちろんですが、耐久性や耐候性にも優れているので設置後のメンテナンスが楽だという魅力も。
まわりとは違う表札を選びたい、おしゃれな表札に仕上げたい。
そんな希望を持っている方は、ぜひお好みのガラス表札を作ってみてはいかがでしょうか。

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